誤嚥性肺炎のお話

みなさまこんにちは。

大阪和泉カイロ院/ワンストップジム和泉中央店の加納です!

今日は「誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)」のお話です。

突然ですが、「ご飯が変なところに入ってむせてしまった…」そんな経験がございませんでしょうか?

だれしも一度はご経験があるかと思います。

意外かもしれませんが、これが肺炎につながる可能性があるというお話です。

 

みなさまは、「肺炎」というとどのようなイメージをお持ちでしょうか?

一般的には、風邪をこじらせてしまって肺炎になるというイメージの方が多いのではないでしょうか。

肺炎は、日本人の死亡原因では必ず上位に入っている疾患で、細菌やウイルスなどの病原体が肺に入ってしまい、炎症が起こっている状態を「肺炎」いいます。

 

その中でも、高齢者の方に多い疾患に「誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)」があります。

本来、気管に入ってはいけないものが気管に入り込むことを「誤嚥(ごえん)」というのですが、誤嚥性肺炎は、食べたものが誤って肺に入ってしまい、食べ物に付いていた細菌などが原因で肺炎を起こす病気です。

ご高齢で、体力、免疫力が低下していますと症状が悪化しやすく、場合によっては命に関わることもあります。

 

では、食べ物が肺に入るとはどういうことなのでしょうか?

その仕組みについてご説明させていただきます。

私たちの体は食べ物から栄養を吸収することで日々の活動をおこなっております。

食べ物を飲み込むことを「嚥下(えんげ)」といいます。

嚥下して、口を通過した食べ物は、食道に送られるのですが、実はのどには、胃に食べ物を送る食道と、肺に空気を送る気管という、二つの管が連結しているのです。

2つのルートがございます。

①食べ物➡食道➡胃に入るルート

②空気➡気管➡肺に入るルート

のどには、食道と気管が連結しているのに、なぜ食べものは気管に行かないようになっているのでしょうか?

私たちは、生命を保つために、絶えず呼吸をしています。

普段、食べ物が通らないときは、空気を通すために気管の入口だけが開いています

そして、食べ物が通る時は、自然に蓋(ふた)が一時的に閉じるようになっています。

弁のようになっているこの蓋を「喉頭蓋(こうとうがい)」といいますが、この喉頭蓋のおかげで、普段は食べ物が気管に入らないように蓋をしてくれているのですね。

人間の体は実によくできています。

通常は、気管に食べ物などが入った場合、反射的にむせることで吐き出すことが出来るのですが、誤嚥性肺炎は、この機能が鈍ることで、食べ物を排出できず、肺の中で炎症が起こり肺炎を引き起こしてしまいます。

加齢によってかむ力が弱くなったり、舌を動かす筋肉が衰えたりすることで、食べ物を飲み込む嚥下機能が低下し、気付かないうちに誤嚥性肺炎になる高齢者の方が多いので注意が必要です。

 

いかがだったでしょうか?

誤嚥性肺炎は、喉頭蓋の機能が鈍ることで、食べ物を排出できず、肺の中で炎症が起こり、肺炎を引き起こしてしまうということがお分かりいただけたかと思います。

 

では、誤嚥性肺炎を防ぐ方法はあるのでしょうか?

日常的にできることは「のどの筋肉」を鍛えることです!

喉頭蓋が閉まりにくくなる原因は、のどの筋肉が衰えているからです。

おすすめは、おしゃべり、カラオケなどです!

コロナ禍の中ではありますが、カラオケや朗読など、一人でできるものも沢山ございますので、「のどの筋肉を鍛える」ことをぜひ意識していただければと思います。

 

当院では、これからも施術法や各症状へのアプローチ、読むだけで役立つ健康法などをご紹介できればと思いますので、時々、覗いていただければと思います。

お読みいただきありがとうございました。