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■不登校、登校拒否の引き金ともなる起立性調整障害の改善方法
起立性調整障害とは
特に小学校高学年から高校生(思春期)に症状が現われ、学校を休みがちになり、不登校、登校拒否、引きこもりの要因になることもある不調です。
その起立性調整障害の代表的な症状を挙げてみます。

・朝起きられない
・立ちくらみ
・体がだるくて意欲が湧かない
・動悸
・頭痛
・寝つきが悪い
・ちょっとしたことでもイライラする
・物事に集中できない

ではこの “起立性調整障害” を、その言葉からご説明いたしますね。
“起立”とは、寝ている状態から、座る→立つというような姿勢の変化を指します。
次の“調整”とは、脳に運ばれている“血液量の調整機能”という意味です。
まとめますと、姿勢の変化によって、脳に運ばれる血液量を調整する機能が低下(障害)された状態を起立性調整障害と呼んでいます。
この起立性調整障害になると、脳の血液量が不足するために、脳が酸素や糖分などのエネルギー不足を起こします。
すると、立ちくらみ(貧血症状)、気分が悪い、やる気が出ない、頭が働かない(集中できない)などの症状が現われるのです。。
また、脳への血流量を増やそうと、血液を送り出すポンプの役割をしている心臓が頑張りだします。
そのため、体は安静にしているにも関わらず脈が速くなり、いわゆる“動悸”を感じることも起こるのです。
頭痛に関しては、脳への血流を良くするために脳内の血管が必要以上に拡張することがあります。その拡がった血管が周囲の神経を圧迫して痛み(頭痛)を感じるようになるのです。
このような症状が、特に起床時に起こりやすいため、学校に行くことができずに不登校や登校拒否に繋るケースがあるというわけです。

起立性調整障害の原因
上記のように起立性調整障害とは、脳に流れる血液量のコントロールが上手く出来なくなって起こる症状だと言えます。

ではなぜ、脳への血液量がコントロールできないのでしょうか?
それは、脳を含め全身への血液量をコントロールしている自律神経の働きが低下しているためです。
ややこしそうなお話を簡単にご説明いたしますね。
少し話が飛ぶようですが、私達のように地球に住んでいると、常に“重力”の影響を受けています。
重力とはここでは簡単に、モノが高いところから低いとことに移動することだと考えてください。
この重力は、体内を流れている血液にもかかっています。
例えば、寝ている状態であれば心臓と脳はほぼ同じ高さにあります。そのため心臓から送り出される血液は、重力の影響を受けずに横移動のみで脳に運ぶことができます。
しかし、座る、もしくは立つと脳は心臓よりも上に位置しますので、重力に逆らって血液を流すことになります。
その具体的な仕組みとしては、自律神経によって血管の太さを調整しながら、重力に対抗して脳に血液を送りこんでいるのです。
当然、自律神経は忙しくなりますし、ましてや寝ている状態から一気に体を起こされると、血流のコントロールを慌てて行わなくてはなりません。
自律神経がきちんと働いた状態であれば、急な体勢の変化があったとしても脳への血流量は一定にコントロールすることができます。
しかし、自律神経の働きが低下している場合は、瞬間的な姿勢の変化による重力への対応が遅くなり、脳の血液量が不足してしまうのです。。。

では、ここからは自律神経の働きが低下する原因についてご説明して参ります!
自律神経の働きが低下する一つの原因は、精神的なストレスと考えられます。
この症状が思春期に起こりやすいというのも、学校での人間関係や成績、進路など心を悩ます事柄が多発する時期だからです。
また思春期では、自律神経の機能そのものが発達の途中段階にあると言えます。
そのため、精神的な負担が大きくなると自律神経も乱れやすくなり、症状が現われやすいのです。
ストレスによって不調が現われ、不登校や登校拒否が一度起きてしまうと「学校に行きづらい。。。」という状況が生まれるかもしれません。
すると、学校生活での精神的なストレスが更に大きくなり不調を助長してしまうのです。

もう一つ考えられる原因は、“成長期”ということです。
体が大きくなるというのは、体内で作られているホルモンの作用によるものです。
このホルモンは自律神経とも密接に繋がっており、ホルモンバランスの調整が忙しくなると自律神経も乱れてしまうことがあるのです。。
女性の方であれば、生理前になると便秘や腹痛が起きたり、イライラしやすい時期があると思います。
このような月経前症候群は、女性ホルモン分泌量の調整が忙しくなって、自律神経が乱れた際に起きるものです。
不調の名前は違いますが、症状が発生するメカニズムはほぼ同じだと言えます。
しかし、この場合も基本的に自律神経の働きが整っておれば、ホルモンバランスの調整も不調を伴うこと無く行うことができます。
以上のように、起立性調整障害は、自律神経の乱れ(自律神経失調症)によって引き起こされ、その根本的な原因は精神的なストレスにあると考えられるのです。

起立性調整障害の改善方法
症状の発症は精神的なストレスが大きく関わっているため、当院では心理療法によるストレスのケアに力を入れております。
ストレスのケアというとカウンセリングのように、悩み事などを“話さないといけない”と思われている場合も多くあり、そのことに抵抗を感じる方も少なくありません。
特に思春期の方は、御両親にも不登校や登校拒否の理由など心の内を話しにくいものだと思います。
このような“人に話したくない”という方に対しても施術が可能なセラピーをご提供しております。
もちろん話をしたいと思われている方には、しっかりと伺いますし、何でも言えると思って頂けるような信頼関係を築けるご対応を心がけております(守秘義務は徹底しておりますので、お子様のご対応内容を保護者の方にお伝えすることはございません)。
丁寧にストレスのケアを行いながら、自律神経を整えるセラピーに併せて行うことで、症状の改善を図って参ります。
今後の将来を大きく左右する大切な時期ですので、不調でお悩みの際はいつでもご相談下さい。