■動悸の改善方法
動悸とは?
動悸とは、心臓の拍動(脈拍)をいつも以上に強く感じる症状のことを言います。
動悸の原因
意外に思われるかもしれませんが、動悸の主な原因は“過去のトラウマ”にあると当院では考えています。その理由を簡単にご説明したしますね。
まずはトラウマについて具体例をいくつか挙げてみます。
・仕事でのプレゼン中に頭が真っ白になってしまい、大失態をしてしまった。それ以来、人前に出ると足が震えて、言葉が上手く出てこない。
・交通事故に遭遇(目撃)して以来、車の運転ができない。もしくは、事故現場の近くを走ると過度の恐怖心で体が固まってしまう。
・電車の中で気分が悪くなったことがあって依頼、怖くて電車に乗れない。駅に向かおうとするだけで気分が悪くなってしまう。 …etc
上記に類似するようなトラウマをお持ちの方は、その時の状況を思い出すと、過度の“緊張状態”に陥ってしまうのではないでしょうか。 この緊張状態が“動悸”を引き起こしています。 その理由は、“ヒトは緊張すると心臓の拍動が強まる”という体の仕組みにあります。
そのため自宅でくつろいでいても、トラウマを無意識に思い出してしまえば(※1)、自動的に体は緊張して心臓の拍動は強まってくるのです。
その結果、拍動の高まりが“動悸”として感じられてしまうという訳です。
つまり“頭の中でトラウマを思い出して体が緊張している”というのが、動悸の一つの原因なのです。
※1:トラウマを無意識に思い出してしまう例
・緊張して言葉が詰まっている人をテレビで見た時に、自分と重ね合わせてしまった。
・交通事故の新聞記事を読んだ時に、自分の事故を思い出して恐怖心が蘇ってきた。
・雑誌の『電車の旅 特集』 を見た時に、電車に乗っている自分を想像して不安感を感じた。 …etc
動悸の改善方法
動悸を引き起こす一因である“トラウマ”の解消に、当院では心理療法を用いております。
多くの方にとっては“トラウマのケア”と聞くと、トラウマとなっている出来事を“思い出さなくする”というイメージがあるのではないでしょうか。
しかし実際のケアでは、トラウマとなっている出来事を“思い出しても過度の緊張感が生じない”ようにメンタルの状態を整えて参ります。
非常にデリケートな問題に向き合いますので、施設はマンツーマンで他者の目を気にすることなくセラピーを受けて頂ける環境をご用意致しました。
動悸の原因としてトラウマに心当たりある方はご相談頂ければと思います。